RyotaK's Blog 技術的な話とか

PyPIにおける潜在的な任意コード実行

はじめに

(English version is also available.)

PyPIは、セキュリティページ自体は公開しているものの、脆弱性診断行為に対する明確なポリシーを設けていません。1
本記事は、公開されている情報を元に脆弱性の存在を推測し、実際に検証することなく潜在的な脆弱性として報告した問題に関して説明したものであり、無許可の脆弱性診断行為を推奨することを意図したものではありません。

Cloudflareのcdnjsにおける任意コード実行

はじめに

(English version is also available.)

cdnjsの運営元であるCloudflareは、HackerOne上で脆弱性開示制度(Vulnerability Disclosure Program)を設けており、脆弱性の診断行為を許可しています。
本記事は、当該制度を通して報告された脆弱性をCloudflareセキュリティチームの許可を得た上で公開しているものであり、無許可の脆弱性診断行為を推奨することを意図したものではありません。
Cloudflareが提供する製品に脆弱性を発見した場合は、Cloudflareの脆弱性開示制度へ報告してください。

Remote code execution in cdnjs of Cloudflare

Preface

(日本語版も公開されています。)

Cloudflare, which runs cdnjs, is running a “Vulnerability Disclosure Program” on HackerOne, which allows hackers to perform vulnerability assessments.
This article describes vulnerabilities reported through this program and published with the permission of the Cloudflare security team.
So this article is not intended to recommend you to perform an unauthorized vulnerability assessment.
If you found any vulnerabilities in Cloudflare’s product, please report it to Cloudflare’s vulnerability disclosure program.

TL;DR

There was a vulnerability in the cdnjs library update server that could execute arbitrary commands, and as a result, cdnjs could be completely compromised.
This allows an attacker to tamper 12.7%1 of all websites on the internet once caches are expired.

HomebrewのCaskリポジトリを介した任意コード実行

English version is available here: https://blog.ryotak.net/post/homebrew-security-incident-en/
(公式インシデント報告はこちらから読むことができます: https://brew.sh/2021/04/21/security-incident-disclosure/)

はじめに

HomebrewプロジェクトはHackerOne上で脆弱性開示制度(Vulnerability Disclosure Program)を設けており、脆弱性の診断行為が許可されています。
本記事は、当該制度に参加し、Homebrewプロジェクトのスタッフから許可を得た上で実施した脆弱性診断行為について解説したものであり、無許可の脆弱性診断行為を推奨することを意図したものではありません。
Homebrewに脆弱性を発見した場合は、Homebrewプロジェクトの脆弱性開示制度へ報告してください。

Remote code execution in Homebrew by compromising the official Cask repository

この記事は日本語でも投稿されています: https://blog.ryotak.net/post/homebrew-security-incident/
(もし日本語が読める場合、筆者は英語がそこまで得意ではないため、日本語の記事を読むことをお勧めします。)

(Official blog post about this incident is available here: https://brew.sh/2021/04/21/security-incident-disclosure/)

Preface

Homebrew project is running a “Vulnerability Disclosure Program” on HackerOne, which allows hackers to perform the vulnerability assessment.
This article describes a vulnerability assessment that is performed with permission from the Homebrew project’s staff and is not intended to recommend you to perform an unauthorized vulnerability assessment.
If you found any vulnerabilities in Homebrew, please report it to Homebrew project’s vulnerability disclosure program.

GitHub Actionsにおけるサプライチェーン攻撃を介したリポジトリ侵害

はじめに

GitHubはBug Bountyプログラムを実施しており、その一環として脆弱性の診断行為をセーフハーバーにより許可しています。
本記事は、そのセーフハーバーの基準を遵守した上で調査を行い、結果をまとめたものであり、無許可の脆弱性診断行為を推奨することを意図したものではありません。
GitHub上で脆弱性を発見した場合は、GitHub Security Bug Bountyへ報告してください。

VSCodeのGitHubリポジトリに対する不正なPushアクセス

はじめに

Microsoftは脆弱性の診断行為をセーフハーバーにより許可しています。
本記事は、そのセーフハーバーを遵守した上で発見/報告した脆弱性を解説したものであり、無許可の脆弱性診断行為を推奨する事を意図したものではありません。
Microsoftが運営/提供するサービスに脆弱性を発見した場合は、Microsoft Bug Bounty Programへ報告してください。

Twitterのフリート機能に対する権限昇格

はじめに

TwitterはBug Bountyプログラム(脆弱性報奨金制度とも呼ばれる)を実施しており、脆弱性の診断行為を行うことが認められています。
本記事は、そのプログラムを通して報告された脆弱性についてを解説したものであり、Twitterが認知していない未修正の脆弱性を公開する事を意図したものではありません。
また、Twitter上で脆弱性を発見した場合はTwitterのBug Bountyプログラムより報告してください。

Twitterの非公開リストが見れた話

はじめに

TwitterはBug Bountyプログラム(脆弱性報奨金制度とも呼ばれる)を実施しており、脆弱性診断を行うことが認められています。
本記事は、そのプログラムを通して報告された脆弱性についてを解説したものであり、インターネット上のサービスに無差別に攻撃する事を推奨するものではありません。
また、Twitter上で脆弱性を発見した場合は無闇に公開せず、TwitterのBug Bountyプログラムより報告してください。